三田祭論文
三田祭論文とは、会員が任意で自分の問題意識に基づいて研究に取り組み、論文を執筆・発表する活動です。
執筆された論文は論文集『Spur』として刊行され、三田祭および慶和会などで頒布します。
執筆された論文は論文集『Spur』として刊行され、三田祭および慶和会などで頒布します。
執筆の流れ
春学期
・三田論説明会 ・共通題目の決定 ・論文の構想、修正 |
夏季休校期間
・参考文献の渉猟 ・論文執筆作業の開始 ・途中経過の確認、修正 |
秋学期
・教員、大学院生による添削 ・最終稿の完成 ・編集作業、印刷、製本 |
論文集『Spur』の内容
『Spur』は、「特集論文」と「独立論文」から構成されます。
特集論文
主に学部1・2年生が執筆する、特定の題目についての論文。個人の自由裁量に応じて多角的な視点から論じることができるように、広い題目が選定されます。 |
独立論文
主に学部3・4年生が執筆する。内容は完全に執筆者の自由に任されます。上級生の論文にふさわしく、毎年力作が掲載されます。 |
このほか、希望者にコラム(1000字程度、内容不問)の作成をお願いすることがあります。
学んだことを生かしながら、みんなで論文を練り上げていきましょう。
学んだことを生かしながら、みんなで論文を練り上げていきましょう。
既刊『Spur』
令和4(2022)年度・復刊第8号「言語と(非)現実」
[研究ノート] 関係的平等主義の検討(仮)(倫3)
[書評] 受動的脱走者もしくは配達不能郵便としてのバードルビー(政1)
[書評] マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』を読んで(経1)
[コラム] 院試体験記 (東京大学大学院人文社会学科研究科修士課程1年,本塾文学部西洋史学専攻卒業生)
[コラム] 愛をめぐる随想(経1)
[コラム] 金銭と時間と空間 そして幸福(経1)
[コラム] 憲法上の政教分離、特に政治上の権力行使の禁止について(政1)
令和2(2020)年度・復刊第7号「『危機』の政治経済学」
平成31(2019)年度・復刊第6号「『ポスト冷戦』を総括する」
平成30年度・復刊第5号「第一次世界大戦終結百周年」
平成29年度・復刊第4号「パクス・アメリカーナの終焉」
- 歴史の非客観性について 一「曖昧な」記憶の復権一 (東史3)
- 言語論的展開とは何だったのか、そしてそれはいかに評価されるべきか 一The Philosophy of Philosophy を手がかりに一(倫3)
- ブランショ『文学空間』における言語論 一文学の虚構性と可能性をめぐって一(法2)
[研究ノート] 関係的平等主義の検討(仮)(倫3)
[書評] 受動的脱走者もしくは配達不能郵便としてのバードルビー(政1)
[書評] マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』を読んで(経1)
[コラム] 院試体験記 (東京大学大学院人文社会学科研究科修士課程1年,本塾文学部西洋史学専攻卒業生)
[コラム] 愛をめぐる随想(経1)
[コラム] 金銭と時間と空間 そして幸福(経1)
[コラム] 憲法上の政教分離、特に政治上の権力行使の禁止について(政1)
令和2(2020)年度・復刊第7号「『危機』の政治経済学」
- アイルランド自由国における市民社会:警察機構を中心に
- 不要不急の言語哲学:「緊急」の「必要」への還元と様相
- 降伏への意思決定過程の検討:「正統主義」と「修正主義」の狭間で
平成31(2019)年度・復刊第6号「『ポスト冷戦』を総括する」
- ポスト冷戦期のアイルランド政治:共和国議会でのシン・フェイン(Sinn Féin)の進出を中心に
- ヨーロッパ政治におけるポスト冷戦の「叛逆」:右翼ポピュリズムの躍進
- 近年のアフガニスタン情勢と和平への展望:情勢と合意
- 「ポスト冷戦=平成から令和へ」の自己責任論:雇用問題と少子化問題を中心に
- 試論:ウクライナにとっての1939年の意義:大国の狭間に立たされたウクライナ民族主義者組織の歩み
- 『論理哲学論考』における循環と達成性:解明の循環と達成動詞としての思考すること
- 沖縄戦と疎開:沖縄戦直前の泉守紀県政下における疎開政策を中心に
- ジョン・ロックの法概念と道徳的動機について:自然法および三種の法と道徳的善悪の関係
平成30年度・復刊第5号「第一次世界大戦終結百周年」
- 用兵思想と戦術から考える第一次世界大戦:勝者と敗者の分水嶺としての用兵思想
- 第一次世界大戦から見た「大戦」の倫理学的考察:規範倫理学によるその正当性の検証
- 20世紀前半のアイルランドの南北分断・独立:政治の「軍事化」(Militarization of Politics)の観点から
- ドゥルーズの不可能性および同じ状況に現れてくる道化:安吾、セリーヌを手がかりに
- <大東亜共栄圏>構想から考えるインパール作戦の起源
平成29年度・復刊第4号「パクス・アメリカーナの終焉」
- パクス・アメリカーナの終焉:そして、その後の世界
- リバタリアニズムの淵源としての消極的自由:個人主義的アナーキズムとの相違
- 外向き志向の重要性を英語力への影響から考える:都道府県別の計量分析
- 国民国家の成立とナショナリズム:「ドイツ」を事例に
平成28年度・復刊第3号「イギリスのEU離脱問題」
- 「Brexit」の持つ意味:民主主義の危機という観点から
- 検証 ブレグジット&トランプ:ポピュリズムと反ポピュリズム
- 「統合」パラダイムの終焉:EC/EUメンバーシップは英国の繁栄にとって必要だったのか
- 補完性原理と国家主権:「最適な権威配分」と国家の消滅
- 5極安定論:安定する多極構造を目指して
- 日本社会におけるリベラリズムの行方:幸福追求の理念と現実
- いじめの隠ぺいは何故起き続けるのか:教育問題への新制度派経済学アプローチ
- 教育の収益率は就学率に影響するか:アジア諸国のデータ分析
- イスラーム復興における「イスラーム」:シヤルとマウドゥーディー思想とを対比して
平成27年度・復刊第2号「現代史としての冷戦」
- 現代史としての冷戦:何が終わり、何が終わらなかったのか
- ソ連解体後の民族紛争の情景:ナゴルノ・カラバフ紛争をめぐる諸問題
- 「韜光養晦」理念の形成(1989-1999):外交理念と対外政策の対比から
- 戦争終結の観点から見た日清戦争:開戦時の戦争計画と講和仲介国に関して
- 政治経済学における新制度論の展開とその意義について:合理性、歴史、アイディア
平成26年度・復刊第1号「開戦100年 第1次世界大戦」
- 第1次世界大戦期の国家と経済・社会の関係:大戦前後のイギリス財政と経済
- 戦争終結論と第1次世界大戦
- 女たちの戦争:未完のフェミニズム
- オスマンからトルコへ:多民族共生社会のネーションステートへの変質
- 二十一か条要求をめぐる外交
- 第一次世界大戦後の日本陸軍:近代化構想とその挫折
- 大正天皇